「紗夜、お前の思いはちゃんと後輩たちが受け継いでくれてるぞ。

だから、安心して、見守っててくれ…」

零斗は、紗夜のお墓に手を伸ばす。


「俺は今、警察官として頑張ってる。

色々大変だけど、道を外した奴らを更生させられるようになりたいんだ。

こんな俺でも、人の役に立てるかな?」

「俺は、美容院に就職した。

いつか美容師になって、自分の店を持ちたい」