「桃は、絶対に幸せになれる。私が断言する。

桃がどんな道を選んでも、私は、応援する。

…ナスタチウム。花言葉は、困難に打ち克つ」

「紗夜姉ちゃん…っ」


桃はより一層、私に抱き着く。

「みんなもだよ」

「俺たち…?」

「もう、間違えないでね。間違った道に進まないよう、ちゃんと立ち止まってよく考えて。

周りの言葉も、ちゃんと聞いて。

ストレプトカーパス。花言葉は…、囁きに耳を傾けて」