「桃…、おいで」

桃を手招きして近くに呼び寄せる。

華奢な体を抱きしめる。

「小さい。…ちゃんと、ご飯食べてる?」

「食べてるよ…っ」

「ほんとかなぁ。みんなにちゃんと見張ってもらわないと」

「っ、紗夜姉ちゃんの方こそ…っ。いつも一人で抱え込んで…。心配だよ…っ」

「私は、大丈夫…」