「これぐらいしなきゃ、この世界では生きていけねぇんだ」

「さぁ、night。どうするよ?」

もしものための人質の存在を明かしたことで、余裕ができたようだ。

あいつらが望んでいるのは、nightの敗北宣言と安全の保証だろう。


「ハハハッ、アッハハハッ」

その間抜けぶりに笑いが収まらない。

「なに笑ってんだっ。この状況が理解できてねぇのか!」

「ハハッ、はぁ…。そのくらい想定済みだっつうの」