「ちっ」 ニキの舌打ちが聞こえてきた。 「ふんっ、武器を持ってるくせに全然歯が立たねぇみてぇだな」 遥が挑発するように言う。 龍牙の下っ端たちは怪鬼が学校に侵入してきた後で学校に入り、後ろから襲撃したのだ。 完全に油断していた怪鬼たちは不意を突かれ、武器も役に立たなかった。 「そろそろ俺たちも始めよう」