恋人を、友達を失った…。
今日は、私の15歳の誕生日だった。
「はっ、あははっ…」
乾いた笑いが、絶えず降る雨の音に掻き消される。
たった二ヶ月、一緒にいただけのあの子に簡単に壊されちゃうような関係だったなんて。
馬鹿馬鹿し過ぎて、頭がグチャグチャだ。
雨が頬を伝って零れ落ちる。
その冷たい雨の中に生温い涙が紛れ込んでいることに私は気づかぬふりをした。
もういいや、何もかも。
さようなら。
私の、大好きだった人たちーー…
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