「つまりコイツはど変態」

「えっ!?」

「ちがうはバカが」

「冗談、でも、ちょっとヒヨが好きすぎて死にそうなんだよ」

「わ、私が好きすぎて……?」

「うん」

 なにアイツ……めちゃフォローしてくるじゃん……。

 まぁどうせ……あとあと自分がいいヤツ的な感じでヒヨを奪うのだろう。

「僕、ヒヨが大好きだよ」

「ええっ……でも……さっき……怖かった……です……」

 やばいどうしよう……嫌われる、死ぬ……。

「僕もう死のうかな。ヒヨに嫌われるぐらいだったら死んだほうがマシだし」

「そ、そんなっ……!!」

 ヒヨが玲から離れて俺のところに来ようとしたが、玲が強くヒヨを抱きしめて、動けない状態に。