「わっ……柔らかい……」

 頭を撫でてあげていると、頭の柔らかさにびっくりした。

 本当は、私だって……ヤキモチぐらいしてるのになぁ……。

「んぅ……」

 あ、お、起きちゃうっ……。

 ど、どうしよう……。

「ヒヨ……行かないで……待って……」

 ……?

 すると、すごく寂しそうな顔をした尊和くん。

 ね、寝言……?