世界No.1暴走族・天海朧月 下

こ、こんな至近距離でなにを言ってるんだこの男は!

優心
「もう、俺らは敵じゃない。これからは、俺がお前を堂々と守れる」


「……うん」

優心
「だから……お互いに誓い合わない?」


「誓い?」

こくん、と頷いた優心。

優心
「俺は、この先もずっとずっと七聖のそばにいる。白狐を倒しても、守り続ける」

結局、白狐は……柊は、逃げたみたいだ。

優心
「だから……七聖、俺の本当の女になって」

優心から……こんなことを言われるのはきっと初めてだ。