世界No.1暴走族・天海朧月 下

優心
「まだ七聖の荷物あるけど」

私の目の前に膝をついた優心。

……え。


「なにしてんの……?」

優心
「んー……王子っぽくね?」

王子……優心が?

………。


「ぶっ!ふはっ、あははっ、おかし……っ」

優心
「あぁ!?お前っ、ケンカ売ってんのかよ!」

いや、だって、優心らしくないし!

それに……。


「優心は充分、私の王子じゃん」