世界No.1暴走族・天海朧月 下

日向
「総長!柊がいません!」

っなんだと!?

武道館を見渡すと、柊の姿はなかった。

翔悟
「クッソ……!なにがしたいんだよ!」

蒼馬
「とにかくここを出るのが最優先だ!」


「そうだな!」

俺は七聖を抱き上げたまま走った。

会場を出ると、長い廊下に出て。

こっからが長いんだよ……。

──ガシャーンっ!

え………?

いきなり窓ガラスが割れて、俺の方に破片が飛んできた。