世界No.1暴走族・天海朧月 下

優心
「っ七聖……」

ポタッ……と、涙が出た。

そのせいか、溜めてたものが一気に溢れる。


「私はっ……天王が大好きだよ。唯一の琥太郎がいて、従兄の蒼馬がいて、蓮が、大和がいて。お父さんもお母さんもいて」

柊は呆然としてる。

言いたい……っ。

この感情、抑えきれないっ……!


「でも、海王も大好きなんだ!みんな、みんな大好きなの!それに……っ、初めて心から好きになった人守って、何が悪いの!」

蒼馬
「七、聖……」

琥太郎
「あのバカ……」