「おおー、早いねー」

優心
「おい!七聖を返せ!」


「敵なのに、大事なの?」

私を人質にして、ナイフを向けた柊。

っ……。

朝陽
「七聖、病み上がりなのにまた再発してる」


「貧血持ちなのに……!!」

お父さんやお母さんに、舞衣さんまで。

舞衣さんの横にいるのは、優心のお父さんなのかな……。

優心
「大事に決まってんだろ……!この世界で、誰よりも大事な女だ!」

優心……っ。