面白いこと……?


「ま、拒否権なんかないんだけど、ね!」

その瞬間。

──ガン!

油断していた私は後ろから何かで殴られた。

な、なにっ……!?

振り向くと同時に、温かいものが流れてきた。

触って確認すると、血で。

ドクンッ……!

バッドで、殴られた……やば、頭重い。

病み上がり、なのに……。

抵抗も忘れてると、男に担がれて車に入れられた。

元々貧血気味な私は、すぐに体調を崩す。