世界No.1暴走族・天海朧月 下

彩香
「でもよかったわ……っ。もう七聖、目を覚まさないのかと……」

七聖
「お母さん……お父さんもみんなも、たくさん心配かけてごめんなさい」

瑠衣
「いいんだ。こうして生きてくれてるから」

文也
「そーそ〜。俺たち親は七聖ちゃんの花嫁姿見たいしね」

舞衣
「ま、ラブラブで安心したけど」

にしても……。

楓を絞めてる時の優心は、見たこともないくらい別人だった。

今はニコニコ……とゆーより、完全に頬を緩めきってるけど。

あの時は冷酷で心底腹を立ててて、誰も止めなかったら殺してただろう。