世界No.1暴走族・天海朧月 下

優心……。

ゆっくりと優心が近づいてくる。


「なんで怒らないの……?」

優心
「なんでだろうな……俺もわかんない。わかんないけど……今、すっげぇ安心して、ドキドキしてる」

っ……。


「優心……っ、あい、会いたか、った……」

震える手で、優心の手を握った。

優心
「もう一度、俺と付き合って七聖。もう二度と離さないから」

チュッ、と手の甲にキスをされた。

優心……優しすぎるよ。

優心
「これからも、たくさんデートしたり思い出作ろう。俺の未来にはお前がいてくれねぇとダメなの」