✿七聖side✿

目を開けると、いつかの天井が見えた。

ここ……どこだっけ。

身体を起こそうとするも、力が入らない。

私……夢を見てるのかな。

チク、タク、と時計の音が聞こえる。

私、地下にいたはずなのに……。

今は月明かりのお部屋にいて、時計の音を聞いている。

私、死んだのかな……。

なんとか部屋を見渡そうと目線を下げると、


「え……?」

私の手を握って寝てる、優心がいた。

え……優心?本当に、優心なの?