✿七聖side✿

目を覚ますと、私の家の天井が見えた。

優心……?

辺りを見渡すと、優心はいなかった。

でも微かに、優心の匂いがする。

優心……。

あの腕の温もり……忘れられない。

忘れなきゃ、なんないのに……っ。

ぎゅっとネックレスを握った。

この気持ちは、閉じ込めるって決めたんだ。

絶対……墓場まで持ってってやるんだから!

にしても……心細いな。

あ、お母さん呼ぼっかな。

スマホで、お母さんを呼んだ。