世界No.1暴走族・天海朧月 下

狂ってやがる……。


「バッカだよね。自分の命より仲間の……愛する人の命を守るなんてさ」

横を見ると、ニコニコと笑う楓がいた。

コイツ……。


「まさか……七聖を脅したのか?」


「正解。ていっても、取引だよ。爆弾テロを仕掛けられたくなかったら君と別れて殺されてって。七聖ちゃんがひとり生き残って愛する人が殺されるか、七聖ちゃんが殺されて愛する人が生き残るか」

っ……汚い。

ハッキリ言える。

同時に、コイツを今すぐ殺したくなった。


「おい……七聖はどこだよ」