七聖の指輪を見つめた。

今は俺の指にいるけど……。

観覧車での七聖が、初めてをくれた七聖が、不安になりながらも俺にすがってた七聖が。

頭から、離れない……。


「絶対……見つけてやる」

舞衣
「……行ってらっしゃいな!優心!!」

母さんに背中を押された。

……よし。

俺のお姫様を取り返しに行きますか。