世界No.1暴走族・天海朧月 下


「大和!どんな手を使ってでも倉庫を見つけ出そう!」

大和
「おう!」

俺は階段から下にいるみんなを見下ろした。

すぅー、と息を吸う。


「お前らぁぁぁぁぁあっ!」

倉庫中に響かせると、みんなが俺を見上げた。


「七聖を探せ!今すぐだ!見つけたら即刻俺に連絡!白狐のメンバーがいたら捕まえろ!これは総長命令だ!」

七聖……お前は本当に、なんでそばに居てくんねぇんだよ……っ!!

「「わかりました!!!」」

下っ端たちはそう言うと、ゾロゾロと倉庫を出ていった。