世界No.1暴走族・天海朧月 下

これで、柊に殺られるのは私だけ。

私だけで……終わらせれる。

優心……大好きだったよ。

これからもずっとずっとそばで優心の笑顔を見たかった。

一緒にたくさん、思い出作りたかった。

デートだって、まだ1回しかしてない。

でも……いいんだ。

私はこれを思い出にできる。

優心と出会えたことが、私の幸せだから。

……幸せになってね、優心。

さよなら、私の初恋。

学校裏に行くと、柊が待ってた。


「いやぁ、まさかこんな早く殺れるとはね」


「……早く乗せて」