✿七聖side✿

私はその日のうちに柊に電話した。


「明日、全部終わらせる。学校の裏に車停めててほしい」


『おっけーい。いやぁ、七聖ちゃんが話の通じる子でよかったよ。じゃあね〜』

……これでいい。

これで……。

翌日、私は倉庫で優心を待ってた。

といっても、倉庫の入口。

今日は私の方が先に着いたから……。


「ふぅ……」

……頑張って、最低な女を演じよう。

優心が、幻滅するような……。