それは、俺らがふと疑問になったことを優心に言った日。


「なー!なんで優心モテんのに女とか作らねぇの!好きになったりしねーの!?」

サンドバッグを殴ってる優心にそう聞いた。

確か、小6の時。

優心
「別に、今はケンカしてたいし!」

朝陽「そういえば優心は彼女できたことないよね」

優心
「お前らが早いんだよ!マセガキかっつの」


「今どきフツーじゃーん?」

ボスっ、と手が止まった優心。

優心
「俺は、付き合うのはたったひとりって決めてんの!初めて愛した女と生涯共にするとか憧れんじゃん!それに……」