✹翔悟side✹

俺は今、何を見させられてるんだ……!?

この、優心と七聖から溢れ出るオーラ……。

俺だけじゃない、朝陽も凪も、肩を落としていた。

だって……。

七聖が、優心に頭を撫でられながら穏やかに眠っているから……。

さっきまで、張り詰めてたのに。

焦ったように、何かを守るように。

そんな七聖が、落ち着いて寝ている。

日向
「総長、本気で七聖が好きなんですね」

優心
「まぁ……最初から全部わかってたからな。七聖の正体」

ハハッと微笑んだ優心。