世界No.1暴走族・天海朧月 下


「なんで蒼馬とか他の男じゃなくて、俺を好きになってくれたの?」

七聖にそう聞くと、固まった。

え……まさか、理由ないとかじゃないよな?

七聖
「……離れてから気づいたんだよ、ずっと頭に海王と、優心のことしかなくて。優心に初めて名前を呼ばれた時、力が抜けた。なんだ、最初からわかってたんだって……」

ちょうど、俺が初めてこの家に来た時か。

七聖
「何度も忘れようとした。優心への想いを閉じ込めて、白狐と戦おうと……。でも、忘れられなかった……初めて好きになった人、忘れられるわけない……っ」

七聖……。

七聖
「蒼馬には最初から従兄としてしか見てなかったし天王のみんなも仲間としてしか見てなくてさ……初めて意識したの、優心だよ」