「七聖……もう寝とけ。な」

七聖
「……お願いがあるの」

ぎゅっと俺の手を掴んだ七聖。

力ねぇじゃんこいつ……。

七聖
「天王のみんなにバレないように、私の今の家に送って……」

離れのことか?


「いいけど……」

七聖
「ありがと……」

結局……教えてはくれないのか。

七聖の守りたいもの……なんだろうな。

教えてくれたら、いいのに………。