優心
「ほら、七聖も」


「……うん」

箱から残りのシルバーの指輪を出して、優心の右手薬指に通した。

えっと、えっと……。


「びゃ、白狐が優心のこと倒そうとしても、優心のことは私が守るっ!あと、ずっとずっと大好きっ」

チラっと優心を見ると、少し顔が赤かった。

………照れてるのかな?

優心
「守る、か……心強いかも」

ギュッと抱き締めてきた優心。

それだけで、胸が高鳴った。


「っ……かもってなに!私これでもケンカ強いんだからね!」