世界No.1暴走族・天海朧月 下

優心
「えっ……」

そんな間抜けな声が聞こえてきた。

楽しい1日だったなぁ……。

優心
「よかったな、パフェ食べれて。七聖楽しみにしてたし」

ははっ、と窓の外を見ながら笑う優心。


「なんて……本当はパフェ口実に優心とただ遊園地に行きたかっただけだよ」

なんて言ったら……今、優心はどんな顔をしてるのかな?


「抗争控えてるし、学校も違うから家も遠いし倉庫で会ったとしてもみんないるし、ふたりの時間なんて作れないしさぁ……」

優心
「七聖……」


「優心とどこか遠くに行きたくて、素直に優心と行きたいなんて言えなかったからパフェ食べたいなんて口実つけちゃった。怒る?」