世界No.1暴走族・天海朧月 下

突然そんなことを言ってきた優心。

後ろ?なにかいるの?

優心に抱きつきながらもミラーで後ろを確認すると、1台のバイクがいた。

……まさか、後をつけられてる?

優心
「チッ……タイミング悪いな」

やがて行き止まりになって、バイクを止めた。

私たちが降りると、つけてたバイクも止まってきた。

優心
「七聖、後ろにいろ」

私を背中で隠すように立った優心。

「鬼ごっこ楽しかったんだけどなぁ〜」

この声……!

そいつはヘルメットを外すと、ニッと笑った。