世界No.1暴走族・天海朧月 下

優心
「なぁ、お前さ……」


「ん?」

優心を見上げると、じっと見つめ返された。

?な、なに?

優心
「……いや、やっぱいい」

……?

しばらく走ると、何か違和感を感じた。

中々着かないな。

優心、迷子になったとか?

行先コンビニなのに。

それも、さっきから信号が赤になりそうになるたびに道を変えるし。

何かあったのかな……?

優心
「七聖、後ろ向くなよ。俺にくっついてろ」