世界No.1暴走族・天海朧月 下

七聖は俺を見上げると、安心したのか柔らかい笑顔を浮かべた。

ドキッ……。

やばい、不意打ち笑顔は心臓に来る。

そろそろ……いや、ダメだよな。

まだ付き合って1か月も経ってねぇのに、さすがに早いだろ!

キスだって、触れるだけなのに……!

七聖
「優心?眉間にシワ寄せてどしたの?」

無自覚な上目遣い……。


「べつに……」

七聖
「?」

七聖は、そういう……恋人のイチャつきみたいなこと、したくないのかな。

って、なに考えてんだ俺!