私は立ち上がって、剣さんについていった。
連れてかれたのは、庭だった。
剣
「疾風は、俺にあるお願いをしてきたんだよ」
私
「お願い……ですか?」
剣
「そ。妹と弟に何かあったら頼むって」
え……。
剣
「たぶん、分かってたんだろうなぁ。白狐が自分を狙ってることくらい。天王の総長だし」
私と琥太郎に何かあったら?
何かって……なに?
剣
「でも七聖ちゃん、実を言うと疾風はまだ生きてるんだよ」
連れてかれたのは、庭だった。
剣
「疾風は、俺にあるお願いをしてきたんだよ」
私
「お願い……ですか?」
剣
「そ。妹と弟に何かあったら頼むって」
え……。
剣
「たぶん、分かってたんだろうなぁ。白狐が自分を狙ってることくらい。天王の総長だし」
私と琥太郎に何かあったら?
何かって……なに?
剣
「でも七聖ちゃん、実を言うと疾風はまだ生きてるんだよ」

