優心
「ちげーよ!俺が七聖の爪に塗ってあげたいんだって!」

あ、そういうこと?


「じゃあお願い。右手やりづらくて」

はい、とマニキュアを渡した。

優心は私の右手を支えると、親指から塗っていった。

なんか……変なの。


「優心って、器用なんだ」

優心
「お前は不器用だけどな。守りたいものの守り方とか特に」

う……これは、根に持ってるな。


「……優心」

優心
「なんだよ」