「尊さんっ!あんな女捨てて、私と……」

「うるさいな!!俺が愛しているのは莉亜だ!」

「っ!うるっさいわね!!あんなブ——」

 さすがにお母さんの美貌に負けたのか、ブスと言おうとしてただろう言葉を途中で切り上げた美人さん。

「あ、あの!!近所迷惑です!!客室で話し合いましょう?」

 お母さんの言葉に納得したのか、なぜか兄弟達も客室に行かされて、気まずい空気になってしまった。