周くん達兄弟の、本当の母親さんが帰ってから、一週間が経った。

「り〜のちゃんっ!あっそびにき〜たよ!」

「わぁ!結乃ちゃん!」

 結乃ちゃんは、私の従姉妹であり、超絶可愛い美少女だ!

 そして、周くんと同い年の彼氏さんもいる。

「こんにちは周くん」

「鈴さん、こんにちは」

「もー!同い年なんだから〜鈴でいいよ〜」

「僕も、周で」

「わかった〜!」

「……」

パシン!!

「ちょっとちょっと!僕の可愛い結乃に、殴りを入れようとしないでよ莉乃さん」

「えへへ……いつもこうだから……つい……にしてもさすが鈴くんだね。スズって言う通り名がついて正解」

 というのも、いつもどおり結乃ちゃんにパンチを入れようとすると、結乃ちゃんはかわそうとしていたが、その前に鈴くんに弾かれた。

「鈴くん!邪魔しないの!」

「ううっ……ごめんね……」

「っ……大丈夫だからっ……そんな顔しないで……!!」

「うん……」