ピーンポーン。

「んぅ……」

「あっ、おはよ、莉乃」

「周くんっ……おふぁよ」

 ギュッと周くんに抱きついて、頭をなでなでした。

「はぁ……朝ごはん、食べようか?」

「お腹空いてない……」

「ちゃんと食べないとでざーとのぷりんなしだよ」

「やだ!じゃあ食べるっ……」

「ふっ、それにね、今日は僕がごはん作ったの。」

「え!?本当?」

 ボーッとしていたのがなかったかのように、一気に正気に戻った。