翌日、輝琉が挨拶に来た
ニヤリと効果音が着きそうなくらいに睨まれた
いつも向けられていた優しい笑顔なんてどこにもなかった
そして輝琉は迷わず父の部屋にはいった
うちに来たことなんてないと思っていたけど…
わたしの知らないうちにいろいろあったのね。
ちょうど玄関前の掃除をしているときに挨拶を終えて帰るであろう輝琉とバッタリあった
「婚約するってホント?」
今まで通りの感じで恐る恐る聞いてみた。
「うん。だから?あなたも婚約するんだってね。もうこの家にはいらないってことでしょ?かわいそー。もうあんたと仲良くする気ないから」
いつも話している心優しい輝琉なんでここにはいなかった
「いままでのは嘘だったの…?」
悲しい気持ちになりながら気まずそうに聞く
「そんなの絆也くんの兄弟だからに決まってるじゃない。もう用ないから帰るわ」
私はあまりにもあっさり友人に裏切られた


