世界No.1暴走族・天海朧月 上

疾風
『絶対海王には負けるなよ?約束』

お兄ちゃんと、約束した。

約束、したもん……。

私がこうして海王のみんなと笑ってるのは、騙すため。

そこに気持ちなんてあっちゃ、ダメだ。

優心にはバレたからしょうがないけど、これ以上は……危険すぎる。

敵の陣地にいるってこと、忘れちゃダメだ。

私はそう思いながら、拳を握った。