世界No.1暴走族・天海朧月 上

蒼馬
「ふざけるなよっ……スパイってことは犠牲になるっつーことだぞ?」

いや……。

それは、いい考えかもしれない。


「私が行くよ。海王に」

蒼馬
「ちょ、ダメだって。それは危ない」

琥太郎 
「さすがに女の七聖が行く訳にはいかねーだろ。海王は男子校に通ってて、しかも全寮制なんだぞ」


「それでも、私が行きたい。好奇心からじゃなくて、復讐する意志からだから。お兄ちゃんと約束したんだ」

そう……お兄ちゃんとの、最後の約束。

疾風
『いいか?俺が総長卒業しても絶対海王には負けるなよ!?お前ら約束な!』

私たち天王と、お兄ちゃんの約束。

琥太郎
「まぁ、そこまで言うならいいか

蒼馬
「瑠衣さんっ、瑠衣さんからも止めてください。七聖に潜入は危険だって……」