世界No.1暴走族・天海朧月 上

階段を降りて、蘭に近づいた俺。

俺 
「お前、無傷じゃねーか!」

蘭 
「まぁね。さっ、次はあんたか」

ふぅ、と息を吐いた蘭。

どうなってんだ、コイツ……。

一体この小さな身体に、なにがあるんだ?

その前に、わざわざ総長だけでこんな所に来るかよ。

男装してまで……これ、ちょっとした抗争みてぇなもんだぞ。

……ここで倒しちまったら、手のひらで転がせれなくなるよな。

蘭 
「だけどちょっと疲れたな……」

さすがに大勢の人数にバテたのか、息が切れて少し顔を青くした蘭。

そういや……凪が言ってたな。

天王の総長は貧血気味だって。