世界No.1暴走族・天海朧月 上

蘭 
「ありがとう。本望だよ」

朝陽は蘭に右ストレートを決めた。

もちろんそれをかわされることも知ってて、かわした蘭の後ろに回った。

すかさず拳を入れようとした、その時。

──ドゴッ……!!

聞いたことも無い音がした。

朝陽 
「ゔぐっ……!」

肘打ちで朝陽の鳩尾を決めた蘭。

朝陽相手に一発で決まるとか……。

ただのバカでアホな総長じゃねーのか……?

この場で潰してやろうと思ってんのに……。

あまりに綺麗に入ったせいで動きが鈍った朝陽。

隙をついて、蘭は足に力を入れて今までで一番重い蹴りをした。