世界No.1暴走族・天海朧月 上

蘭 
「あんたの名前は神楽朝陽(かぐらあさひ)だよね」

階段を降りて着てたカーディガンを脱いだ朝陽。

朝陽 
「俺の名前知ってるんだね」

蘭 
「総長の次に有名だからね。そこのふたりとは違って強いって」

倒れ果ててる翔悟と凪は、悔しそうな顔をしている。

マジ、ただの女じゃねーな……。

あんなちっちぇー身体に、一体何が詰まってんだよ……。

朝陽 
「翔悟と凪も強いんだけどね」

蘭 
「でもすぐ終わっちゃった。つまんないんだよね。だから朝陽と真藤に賭けてるんだよ、強いって」

俺だけ名字呼び……。

朝陽 
「手加減しないからね」