✶優心side✶

終始俺の説明を真剣に聞いてた蘭。

俺 
「と、まぁこんな感じ。あと、俺はベッド下がいいからお前上使えよ!」

蘭 
「わかった!」

あとは……。

俺 
「海王に入るか?お前」

俺がそう聞くと、目を見開いた蘭。

それが狙いだったんじゃねーのかよ!

蘭 
「え……お、俺が?」

俺 
「あぁ。海王の総長が“わざわざ”言ってるんだ。入るだろ?」

わざわざ……な。

蘭 
「入る!」

コイツ、アホすぎて笑える……っ。

さっきの嘘、俺が信じてると思ってんのかよ。