白狐は世界No.1の暴走族。

それも凶器とかも扱ってて野蛮なんだ。

私はアイロンで上げてた髪の毛を少し前に持ってきた。

よし、真っ直ぐになった。

ハサミで、長い前髪を切っていく。

眉下でハサミを止めて、出来上がった。


「もう……弱い私じゃない」

前髪があった時はまだ、弱かった。

でも、今は違う。

ケンカだって、出来るんだ。

お兄ちゃん……約束、守れない。

ごめん。

私は……お兄ちゃんの真実を探すよ。

……天王の総長として。