俺はベッドから降りて、ベランダで靴を履く。

七聖
「……優心」

七聖に呼ばれて振り向くと、ギュッと抱きつかれた。

……え。


「なっ、なっ……七聖?」

七聖
「私は……っ、海王と、戦うつもりはない」


「……アイツらはどうだろうな」

七聖
「……ごめん。もう私たちが会うことはないよ」

少し震えてる七聖。

コイツ……まさか、まだ無理して……。

七聖
「学校だって変わるし、こうして個人的に会うのはもうない。次に会うのはたぶん、抗争だと思う……」