世界No.1暴走族・天海朧月 上


「当たり前だろ!あんっな泣き声殺して嘘つきやがって!許さねぇ!」

俺が初めて本気で惚れた女なんだ。

なにが天王の総長は弱音なんてないだ。

アイツ……ひとりで抱えてるだけだろ。

日向
「待ってください総長!白狐が近くにいるかもしれないです!」


「だから、もう少し待ってください」

待つ、だと……?


「んなの、できねぇよ!アイツは、少なくとも俺らに縋ってた!アイツが人を傷つけること言うと思うか!?」

それに……。


「守りたいもの守ってなにが悪い。七聖を奪うんだよ!」