優心は、私に関わっちゃダメ。


「私、優心のことなんか大嫌いだよ……。この世でいっっちばん、大っ嫌いだ」

優心
『っ……どういう冗談だよ!』


「そのままだよ。よく考えてみて。あなたは海王の総長で私は天王の総長。私は帝だから帝組の娘なの。敵の優心となんか付き合えるわけないじゃん」

優心
『……七聖』

離れてから、気づいた。

大嫌いって言ってから、気づいた。

私は……優心のことが、好きなんだ。

ありえないくらい……優心に落ちてるんだ。


「だから……っばい、ばいっ……!」