早く会いたいなぁ……。

そんなことを思ってると、日向の電話が鳴った。

日向
「あ!樹からだ!もっしもーし……え」

満面の笑みから、目を見開いた日向。

なんだ……?

日向
「は、はぁっ!?天王だと!?」

え……?

騒がしかった倉庫が、一斉に静まった。

優心
「おい!スマホ聞こえるようにしろ!」

日向
「はい!」

日向がミュートにし、相手の声が聞こえた。

『あ、海王の総長さん〜?』