世界No.1暴走族・天海朧月 上

血を慣れてない雫は、震えながらも涙を必死に堪えてる。

別にこんなの慣れてんだけど。


「ケンカしてればこんなの擦れ傷だから、そんな心配しないでよ。雫のことは俺が守ってやるから」


「うぅ……っ」

にしても……ここ、どこなんだ?

薄暗く、コンクリート製なこの部屋。

なにかの倉庫か?それとも、廃工場かなにか?

とにかく、襲ってきた奴らを探さねーと。

でも、雫いるから無茶はできない。


「あっ、お兄ちゃんに電話するよ!そしたら来てくれるよね!」


「俺がする」